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モデルの層がズレてしまって印刷できない場合、どうすればいいのか

 

 

FLASHFORGEの3Dプリンターは、オープンループ制御システムを使用しています。
これは、ヘッドの実際の位置についてのフィードバックを使わずに特定の位置に到達したか判断するシステムです。

単にヘッドを特定の場所に移動しようとします
プリンターを駆動するステッピングモーターは非常に強力で、ヘッドの移動を妨げるような大きな負荷がないため、ほとんどの場合このシステムは問題なく機能します。

ただし、もし問題が発生した場合、プリンターはこれを検出できません。

たとえば、印刷中に偶然プリンターにぶつかってしまった場合は、ヘッドがズレてしまう可能性があります。
しかし、ズレてしまってもそれを検出するためのフィードバックが送られないので、プリントは停止されずに動き続けてしまいます。
キチンと積み重なっていない
層があったのなら、それは以下のどれかが原因です。

 

ヘッドの動きが速すぎる

非常に速い速度で印刷しているならば、モーターの回転が間に合ってないのかもしれません。
モーターが回転できる速度よりも速くプリンターを動かそうとすると、モーターが目的の回転位置に到達できないため、ノック音がします。

この症状が発生した場合、それ以降のプリントはうまくいかず、印刷に失敗してしまいます。
プリンターの速度が速すぎると思われる場合は、印刷速度を50%下げて効果があるかどうかを確認してください。

FlashPrintでのスライス時に[一般的な]タブから[樹脂を押し出し中の速度]で調整できます。

 

機械的または電気的問題

印刷速度を遅くしてもレイヤーの位置ズレが続く場合は、プリンターの機械的または電気的な問題が原因と考えられます。

たとえば、モーターがヘッドの位置を制御できるようにするベルトがあります。
この
ベルトは、ゴム材料でできており、更に強度を上げるために繊維で強化されています。

3Dプリンターを長く使っていると、このベルトが伸びてしまってテンションに影響を与える可能性があります。

テンションが緩すぎると、ベルトがドライブギアの上を滑ることがあります。
ドライブギアは回転するが、ベルトは動かないという状態です。
 

ベルトが元々きつく取り付けられていた場合も、問題を引き起こす可能性があります。
きつく締め過ぎたベルトはドライブギアに過剰な摩擦を生じさせ、モーターの回転を妨げます。

理想的な組み立てには、滑りを防ぐためにタイトなベルトが必要ですが、回転できない場所に対してはタイトすぎないことが必要です。

レイヤーの位置がズレている問題に気付いた場合は、すべてのベルトのテンションが適切になっているか確認してください。

 

3Dプリンターには、小さな止めねじを使用している、ステッピングモーターシャフトに取り付けられたドライバーギアによって駆動する一連のベルトがあります。
これらの止めネジは、これらが一緒に回転するようにプーリーをモーターのシャフトに固定します。

ただし、止めねじが緩むと、プーリーはモーターシャフトと一緒に回転しなくなります。
モーターが回転しているが、プーリーとベルトが動いていないという状態です。
これが発生すると、ヘッドは目的の位置に到達しないため、モデルの印刷がうまくいきません。

そのため、レイヤーの位置ズレがよく起こる場合は、モーターの留め具すべてが正しく固定されていることを確認する必要があります。

印刷位置がズレる原因となる電気的問題は、他にもいくつかあります。
たとえば、モーターに流れる電流が十分でないと、モーターは回転するのに電力が足りません。

モータードライバーの電子機器がオーバーヒートして、電子機器が冷えるまでモーターの回転を一時的に停止させる可能性もあります。